2020.11.27

西田有志がコート外から見たチームの課題「口にしてしまったら言い訳になる」

  • 中西美雁●取材・文 text by Nakanishi Mikari
  • 火野千鶴●撮影 photo by Hino Chizuru

スーパーエース・西田有志 
がむしゃらバレーボールLIFE (16)


 バレーボール日本男子代表の若きエース、西田有志。これまでのバレー人生と現在の活動について追う人気連載の第16回は、10月17日に開幕したV.LEAGUEの戦いについて聞いた。

ジェイテクトでリーグ連覇を目指す西田 10月17日のリーグ開幕戦で、ジェイテクトSTINGSは東レアローズ相手に3-1と勝利。新型コロナウイルスの影響で、入国が遅れた外国人選手をお互いに欠く中、ジェイテクトのエース・西田有志は両チーム最多の39得点を挙げて勝利に貢献した。

 試合後、勝利者インタビューに指名された西田は、その日が誕生日だった主将の本間隆太に向けて「ハッピーバースデー」を歌い、会場を盛り上げた。勝利者インタビューで歌を歌った選手は、筆者が取材をしてきた中では初めてだ。

 しかし翌日は同じ東レ相手にフルセットでの辛勝。翌週の10月23日の試合では、いまだ勝ち星がないVC長野相手にもフルセットに持ち込まれるなど、少し苦しいスタートになった。

 23日のVC長野との試合から、チームに新加入したリオ五輪金メダリスト、ブラジル代表のフェリペ・フォンテレスも出場したが、本調子とは言えなかった。早くから外国人選手が合流したチームに比べると、チーム状態の上げ方が難しい部分もあったのかもしれない。

 また、昨シーズンに初のリーグ優勝を果たしたジェイテクトが、「王者」として臨む初めてのシーズンでもある。西田自身やチームメイトに硬さがあったのだろうか。

「それは感じられません。昨年がどうだったという意識はプレーする上でマイナスにしかならないので、誰ひとり、そういうことは考えていないと思います。優勝したのは去年で、今年は今年。今シーズンをどう戦うのか、各チームに対してどんな対策を練っていくのかということに集中しています」(西田)