2020.06.27

西田有志とは「何者なんだ?」の衝撃。
Vリーグデビューでいきなり活躍

  • 中西美雁●取材・文 text by Nakanishi Mikari
  • 黒羽白●撮影 photo by Kurobane Shiro

スーパーエース・西田有志 
がむしゃらバレーボールLIFE
 (6)

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 現在のバレーボール男子代表で、大きな期待と注目を集めている20歳の西田有志。そのバレー人生を辿る連載の第6回は、衝撃のVリーグデビューを振り返る。

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 大学を経て実業団入りすることが多い日本の男子バレー界において、高校からVリーガーになる異例の道を選んだ西田。海星高校3年時の2017年10月にジェイテクトSTINGSへの内定が発表され、翌年の1月6日に広島県立総合体育館でVリーグデビューを飾った。

史上最年少の17歳でVリーグデビューを果たした西田 その日の東京体育館では、西田が高校3年間で1度も手が届かなかった、春高バレーの準決勝が行なわれていた。最後の春高に向け、「本戦で勝ち進む」ことを目標にピーキングを行なっていた西田は、その力をVリーグで発揮することになる。

 デビュー戦の相手は堺ブレイザーズ。西田はスタメンのオポジット・清野真一に代わって第1セット途中から投入された。第2セットも同じようにセットの途中から起用されると、第3セットはそのままスタートからプレー。試合はストレート負けを喫したが、西田は15打数10得点、66.7%という高いアタック決定率で堂々たる活躍を見せた。

 翌日のJTサンダーズ戦ではスタメン出場を果たす。強豪JTを相手にフルセットにもつれこむ熱戦となり、西田はまたも56.4%という高いアタック決定率で、チーム最多の26得点をマーク。セットカウント2-3で惜敗したが、西田はサービスエースも2本決めるなどチームを牽引した。

 男子のVリーグ史上最年少となる17歳でデビューした西田について、大卒で同期の中根聡太(今年3月に引退を発表し、星城高校の教員に)は当時、「デビュー戦の試合前はめちゃくちゃ緊張して、渋い顔をして『吐きそう』と言ってました(笑)」と語った。