坂口佳穂、強豪勢ぞろいの大会で苦杯。東京五輪出場の可能性はいかに (3ページ目)

  • 小崎仁久●文 tex&photot by Kosaki Yoshihisa

 強打を中心とした攻撃、エースを取れるサーブのバリエーションなど、チームとして確実に成長は遂げている。しかし、ワールドツアーも含めて、ハイレベルな戦いで思うようなパフォーマンスを発揮できず、好結果を残すことができなかった。坂口佳&村上ペアにとって、今は辛抱の時かもしれない。

 国内の各チームは、オリンピック開催国枠「1」を決める日本代表候補選考大会(来春開催予定)に、すでに照準を合わせ始めている。現に、国内有力全チームがそろった今大会を「仮想オリンピック選考大会」と位置づけていたチームもあった。

 はたして、坂口佳穂&村上礼華ペアにも五輪出場の可能性はあるのか。伸びしろのある若きペアゆえ、今後の上昇曲線の描き方次第では、チャンスは決してゼロではない。

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