2018.11.07

バレー女子20歳のエース、黒後愛が
支えにする中田監督の力強い言葉

  • 中西美雁●取材・文 text by Nakanishi Mikari
  • 堀江丈●撮影 photo by Horie Joe

――基本はレフトでの起用でしたが、ライトに入った試合もありました。高校時代はライトでプレーしていましたから不安はないように感じましたが。

「まったくなかったです(笑)。これからもライトに入ることはあると思うので、もっとトスを呼び込んで打っていけるようにしたいです」

――世界の強豪に勝つために、個人としてどこをブラッシュアップしなければいけないと思いましたか?

「日本のバレーは『拾ってつなぐ』が基本ですから、ディフェンス面でもっとチームに貢献できるようにしなくちゃいけませんね」

――世界選手権でのディフェンス面の自己評価は?

「サーブレシーブの精度は納得できるものではありませんでした。そこの精度がチームの明暗を分けるので、サーブレシーブを返す位置だけじゃなくて、質にもこだわらないといけない。全日本ですごく意識してやってきたことなので、それは東レに帰ってからも継続していきたいと思っています」

――石井選手は、「Aパス(セッターが動かずにトスアップできるサーブレシーブ)にこだわりすぎないほうがプレッシャーは少なくなくなる」とも言っていました。

「確かに、意識しすぎずにリラックスした状態のほうが、いいサーブレシーブができるかもしれません。自分がAパスを返すためには何が必要なのか、よく考えてやっていきたいです」

――オフェンス面では、ブロックの高い相手に対してはもう少し打点の高さがほしいとも思いましたが。

「全日本は"速いバレー"を目指していますが、打点の高さが加われば大きな武器になると思います。身長で他国に劣っていますから、私もより高さを出せるよう意識して取り組んでいきたいです」

――ちなみに、フルセットの激闘になった世界選手権の決勝は見ましたか?

「見ました! 心動かされるバレーで、本当にかっこいいと思いました。私もあそこに立ちたいという気持ちになりましたね」

――その試合でとくに注目した選手はいますか?

「両チームのエースです。イタリア代表の(パオラ・)エゴヌ選手、セルビア代表の(ブランキツァ・)ミハイロビッチ選手や(ティヤナ・)ボシュコビッチ選手ですね。3人とも、チームがほしい1点を取ってくれる。そういう選手に憧れますし、私も重要な1点が取れる選手になりたいです」

――Vリーグの新シーズンに向けた抱負を教えてください。

「昨シーズンは6位という悔しい結果になったので、自分のプレーだけでなく、チーム全員が納得できるような戦いをしたいです。その中で、東レというチームの魅力、バレーボールの魅力を多くの人に伝えられたらと思っています!」

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