ビーチ坂口佳穂の素顔。「海外には、必ずサバ缶を持っていきます」 (3ページ目)

  • 小崎仁久●取材・構成 text by Kosaki Yoshihisa
  • スエイシナオヨシ●撮影 photo by Sueishi Naoyoshi

――ビーチバレーボールの選手になっていなかったら、どんな職業についていたと思いますか。

「私、やりたいことがたくさんあるんですよねぇ~。ケーキ屋さんとか、パン屋さんとか(笑)。でも、旅をする仕事、いろいろな国に行ける仕事がいいので、そういう関係の仕事でしょうか」

――海外ツアーもありますから、現在もいろいろな国に行っていると思いますが。

「そうなんですけど......(笑)。ビーチ選手でなくても、いろいろな国の人に出会える仕事をしたいですね。オーストラリアは、人が優しくて、時間の流れもゆっくりしていて、すごくいい国でした。タイのピピ島やサムイ島とか、きれいな島巡りもしたいなぁ~......」

――好きな本、好きなマンガなどはありますか。

「兄弟が男ばかりですから、漫画雑誌はよく読んでいました。パン屋さんの漫画『焼きたて!! ジャぱん』(作者:橋口たかし)が好きでした」

――だから、パン屋さんにもなりたいと。

「ハハハッ(笑)。その影響は確かにあるかもしれません(笑)。でも、漫画より本のほうが好きですね。(小説家の)原田マハさんや三浦しをんさんの作品はよく読んでいます。学生のときに読んでよかったのは、伊坂幸太郎さんの『砂漠』でした」

――試合の前に必ずすること、験担(げんかつ)ぎみたいなものはありますか。

「試合の日の朝は、必ず納豆を食べます。"粘り勝ち"するために(笑)。あと、海外の遠征にはサバの缶詰を持っていきます。遠征先の国の食事がもし合わなかったとき、サバ缶は大事です!(笑)。あと、レトルトパックのご飯も持っていきますが、私、だいたいどこの国の料理も食べちゃうので、実はいらないんですよね......(笑)」

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