ビーチバレー坂口佳穂が語る。「東京五輪出場のチャンスは、まだある」 (3ページ目)

  • 小崎仁久●取材・構成 text by Kosaki Yoshihisa
  • スエイシナオヨシ●撮影 photo by Sueishi Naoyoshi

「"復縁"ということで(笑)。悠佳子さんとは『離れてみてわかったことがたくさんある』と、お互いに話をしています。前回のときよりもコミュニケーションがよく図れていて、本音でいろいろなことを言い合えるようにもなっているので、"チーム"としていい形で進んでいます。

 悠佳子さんは昨年、海外でも結果を残して経験をさらに積んでいるので、とても頼りにしちゃっています(笑)」

――すでにふたりは、2月にオーストラリアで行なわれたワールドツアーに出場して5位タイ。地元のオーストラリアチームに勝つなど、好成績を収めています。

「久しぶりに悠佳子さんと組んで試合をしたのですが、お互いにいいプレーが出て、リズムよくゲームを運ぶことができました。コンスタントにサイドアウトが切れましたし、チームの決め事についても、ゲーム全体を通してできたことがよかったと思います。

 ふたりのコミュニケーションの取り方も、話す内容も、以前とはまったく変わっていて、お互いに成長していると感じています」

――ところで、今年の7月にはドイツのミュンヘンで行なわれる世界大学選手権に出場予定(大学卒業後、2年間は出場資格がある)ですね。選手選考会を経て、日本代表に選ばれました。

「同じ大学にパートナーがいなかったので、ずっと国内の大学選手権には出られず、学生の大会には縁がなかったんですが、今回やっとそのチャンスを得ることができました。ただ、これまで縁がなかった分、選手選考会はメチャクチャ緊張しました(笑)。

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