坂口佳穂、ビーチバレー3年目は
プレーもパートナーも安定せず

  • 小崎仁久●文 text&photo by Kosaki Yoshihisa

 しかし、小野田がそう語る横で、坂口は厳しい表情を崩さなかった。坂口自身は、自らの足りない部分をよく自覚し、今の自分にまったく満足していないからだろう。

「もっとコンスタントに、いいプレーを続けないといけない。まだまだパワーも、スピードも足りない。成長しても後戻りしないように、課題をひとつずつクリアしていきたい」

 来季の抱負を聞かれて、そう語った坂口。話を終えると、真一文字に口を結んだ。現状に満足することなく、常に高みを目指している彼女の負けん気がよく表れていた。

 より結果を求められることになる4年目のシーズン。彼女の中でフツフツと沸き上がっている"モノ"が爆発し、かつてないほどの輝かしい姿を見せてくることを期待したい。

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