柳田将洋の海外挑戦はなぜドイツなのか。単刀直入に理由を聞いてみた (3ページ目)

  • 中西美雁●文 text by Nakanishi Mikari

――ドイツ移籍を話した際、中垣内祐一監督や、海外移籍の先輩である石川選手はどういう反応でした?

「中垣内監督は『すごくいいと思う。いい経験になると思うよ』と背中を押してくれました。祐希は『今年行くんだね』という感じでしたかね。彼とは昨年くらいから海外移籍について話していたので、『決まったよ』『どこ?』『ドイツ』みたいな」

――酒井選手、石川選手以外にも、海外チームでのプレー経験がある選手に話を聞いたりしましたか?

「世界選手権予選の時だったと思うんですが、古賀(太一郎:フィンランド→フランス→現ポーランド)さんに聞きました。エージェントや、『リベロが一番安い』といったギャラの話なんかも。祐希と3人で話したときもあって、『ヨーロッパに3人いるじゃん!』って盛り上がったり(笑)。また、ブラジルリーグに行った福澤(達哉)さんは、英語が通じなくて苦労したようです。ブラジルは本当に英語が通じません。それに比べると、ドイツはスタッフのほぼ全員が英語を話せますし、助かりますね」

――昨季のリーグの途中に、英会話にハマっていると聞きましたが、移籍先での会話に使えそうですか?

「グラチャンの最中は難しかったですけど、それまではできるだけ英語に触れるようにしていました。でも......。日常会話はまだ無理です(笑)」

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