ビーチのヒロイン坂口佳穂が「新ペア結成」。故郷での最終戦に懸ける (3ページ目)

  • 小崎仁久●取材・文 text&photo by Kosaki Yoshihisa

 今回は、お互いのよさを引き出すことができなかった坂口&宮川ペア。それぞれの特徴はわかっていても、急造ペアで練習時間を十分に取れなかったことが、敗因のひとつではあるのだろう。

 そうしたこともあって、ツアー第9戦の『都城大会 第18回ビーチバレー霧島酒造オープン』(9月22日~24日)に向けて、坂口は前向きな姿勢を見せる。

「(次戦まで)多少時間がある。やれることはまだまだある。紗麻亜さんと徹底してチームをつくってしっかり準備したい」

 いよいよ今季最終戦。ふたりは表彰台を目標としている。宮川が言う。

「(坂口は)以前はプレーに単調さも感じられたが、今は攻撃の幅が広がっており、かなりの成長を感じる。高さ、体力は魅力的。動きがいいので、(結果を出すには)私が的確な指示を出せるかどうかだと思う」

 そして、坂口は最終戦へ向けての決意をこう語った。

「練習したことが出せたときは、いい試合もできるようになってきたと思う。でも、その出来に波がある。だから、常にベストパフォーマンスを出せるようにしたい。今シーズン最後の試合で、結果を出したい」

 宮崎県串間市出身の坂口。はたして、生まれ故郷で行なわれる最終戦で目標とする表彰台に上がることができるか。それが実現できれば、最高のシーズンの締めくくりとなる。

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