柳田将洋が語るプロ転向と海外挑戦。「石川選手が大きな刺激になった」 (2ページ目)

  • 中西美雁●文 text by Nakanishi Mikari
  • 坂本清●撮影 photo by Sakamoto Kiyoshi

――現在、監督が不在なことに関してはどう感じていますか?

「それは、人によっていろんな意見があると思いますけど、僕らがやることは『バレーボールをすること』なので惑わされないようにしてきました。実際に、集まった選手たちは次の目標に向かって進んでいますし、周囲の声を気にする人はいません」

――昨年のリオデジャネイロ五輪の出場を逃し、再出発となる全日本男子。今後、飛躍するためには何が必要でしょうか。

「すごく大まかな答えになりますが、海外勢と試合を重ねていくことですかね。チームが若くなっているので、僕も含めて課題がたくさん見つかると思います。それらを個人でもチームでもクリアしていきたい。高さとパワーだけで圧倒できるようなメンバーじゃないですから、それをしっかり意識しながらステップアップしたいと思います」

――柳田選手がこれまでの国際試合で感じたことは?

「海外の選手に比べると、やはり僕の身長(186cm)は小さくて、国内での試合とは違う戦い方を強いられる場面も多いんです。(新しく全日本に選ばれた選手たちは)カテゴリー別の代表でプレー経験がある選手もいますけど、シニアはまた違うので、これから僕が直面した課題にぶつかるでしょうね。でも、その階段を上ることが成長につながると思うし、それの積み重ねかなと思います」

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