2017.04.05

木村沙織が6人全員を振り返る
「私を育てた女子バレー界の監督たち」

  • 中西美雁●文 text by Nakanishi Mikari
  • 坂本清●撮影 photo by Sakamoto Kiyoshi

――眞鍋監督には、トルコリーグでプレーしている時に「代表のキャプテンに」と説得されたとのことですが、その他で印象に残っている言葉はありますか?

「ロンドンオリンピックの予選ラウンドの時に、『私が負けたらチームが負ける』と言われたのは印象に残っています。その言葉で、『頑張らなきゃ』と思いました。要所でかける言葉もそうですけど、眞鍋さんの勘がすごく冴えわたっているときは、『眞鍋さんについていけば勝てる』という雰囲気になりました。

テンさん(竹下佳江)と眞鍋さんのタッグは心強かったですね。その時キャプテンだった(荒木)絵里香さんもみんなを引っ張ってくれたんですが、全体を見て、チームを回してくれたのはテンさんで、私たちはついていくだけでした。そのタッグは本当に最強だったなと今でも思います」

***

 最後に「あなたに一番影響を与えたのは、どの監督ですか?」と質問してみた。木村は少し考えてから一人の名前を挙げてくれたが、「他の監督さんたちもみんな大好きなので言わないでください」とつけ加えた。こういう優しさも、サオリンらしさのひとつかもしれない。

 木村自身は「指導者になることは、今は全く考えていません」とのことだったが、どんな形でもいいから、彼女の経験を活かす機会がくることを願っている。

■バレーボール 記事一覧>>

関連記事