2016.10.15

ビーチバレー坂口佳穂、目標かなわず涙。
「それでも、私はめげない」

  • 小崎仁久●文 text&photo by Kosaki Yoshihisa

 勝てば準決勝進出が決まる2日目の第2試合は、永田唯(27歳)&熊田美愛(25歳)ペアが相手。今季、3位表彰台に5度も立っているトップレベルのペアだ。特に永田は日本代表にも選ばれたことがある実力者で、今季はこれまでに2度対戦して2連敗。2週前の対戦では、第1セット13-21、第2セット16-21と完敗を喫している。

 とはいえ、坂口&鈴木ペアが目標を成し遂げるには、突破しなければいけない”壁”である。完敗したゲームでも、「今回も対戦することがわかっていたから、攻略のイメージを考えていた」と鈴木は言う。坂口も「3度目の正直で結果を出したい」と、実力ペア相手にも怯むことはなかった。が、思わぬ”誤算”が生じた。

 朝からパラパラと降り始めていた雨が、ウォームアップ中に豪雨に。「これほどの雨の中での試合は経験がなかった」という坂口&鈴木ペアには、難しいコンディションでのゲームを強いられることになったのだ。

 ボールは水分を含んで重くなり、普段とは違う足もとの砂の感触にも、坂口&鈴木ペアは戸惑った。おかげで、経験の浅いふたりはレシーブ、アタックのミスを連発。立ち上がりから守勢に回って、相手に主導権を完全に握られてしまった。