女子バレー日本、韓国に痛い逆転負け。
「攻めるサーブで活路を」

  • 中西美雁●文 text by Nakanishi Mikari  photo by JMPA

――オリンピック経験者から見て、最初の試合というのはやはり緊張するものでしょうか。

「もちろん緊張感はあったと思いますが、すごくいい緊張感で入れたと思います。ただ、韓国は11番、14番のサーブ、ヨンギョンと7番の攻撃。ひとりだけじゃないんです。もう、ワンマンチームではなかった。確実に韓国がレベルアップしているのを感じましたね」

――第2戦カメルーン戦に向けて、ひと言お願いします。

「課題ははっきりしているので、そこをもう一度修正して、引きずらない。前に進むしかないので、ここからどうするかということだけを考えて前向きに臨んでほしい」

 第1セットの入りは非常によかったが、第2セット以降、韓国は日本の軟打に対してレシーブ陣形を前進させるなど試合中に修正し、日本の攻撃が決まらなくなった。エース、キム・ヨンギョンも3枚ブロックのインナーであったり、上から打ってきたりと前回五輪MVPの格を見せつけた。日本はサーブを連続でミスするなど自分から流れを断ち切ってしまう場面もあった。格下のカメルーン戦(8日11時35分、日本時間23時35分試合開始)では、ある程度余裕が持てるはずなので、しっかり課題を修正して次につなげていて欲しい。
 

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