女子バレー日本、韓国に痛い逆転負け。「攻めるサーブで活路を」 (4ページ目)

  • 中西美雁●文 text by Nakanishi Mikari  photo by JMPA

――チーム最年少、宮下(遥)のトスワークはどう見られましたか。

「第1セットは島村選手を使っていましたが、もう少し、もうひとりのミドル、荒木(絵里香)を使ってほしいという場面が見られました。

 アタッカー陣は前半、石井、長岡、木村にしても力強いスパイクが決まっていました。ただ、そこがよかっただけに、荒木も数は少ないけど、トスが上がれば決めてくれていたので、もう少し彼女を多く使えたらよかったのに、というところがありました。

 後半は相手にブロックされる場面が多くなりました。(トスを)上げるところや(アタッカーの)打ち幅が絞られてしまう形になったのは、レセプション(サーブレシーブ)の問題もありますが、トス回しを工夫してブロックを散らしてほしいですね」


――途中出場の迫田(さおり)選手が奮闘しました。

「すごい集中力を持ってコートに入ってきたなと思いました。スパイク1本目から気持ちが入っていた。サーブもすごくよかったですね。結局負けてしまいましたけど、4セット目終盤に点差が開いていたところから『行けるかも』と思わせてくれたのは迫田の連続サービスエースでした」

――2試合目以降、どこがポイントになりますか。

「やはりサーブですよね。昨日、日本がやられたことが本当は日本がやりたいこと。肩越しに食い込むサーブであったり、前後に揺さぶるサーブであったり......狙っているのだけど、もうひとつ厳しいところを打っていく必要があると思います」

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