【女子バレー】サオリン&宮下がメダル宣言。眞鍋監督に秘策はあるか (2ページ目)

  • 中西美雁●文 text by Nakanishi Mikari  坂本 清●写真 photo by Sakamoto Kiyoshi

 日本の初戦は8月6日(土)、現地時間午前9時半、日本時間で同日午後9時半。相手はアジアのライバル韓国で、初戦から重要な試合となる。眞鍋監督は「まずは初戦、韓国に勝って勢いに乗っていきたい」と気を引き締める。

 5月に行なわれた世界最終予選(OQT)では、1-3で敗退している。日本は世界的エースのキム・ヨンギョンに3枚ブロックをつけて、逆にヨンギョン以外の選手たちに決められるケースが目立った。

 4年前のロンドン五輪でも、OQTでは韓国に負け、本戦ではしっかりと勝って、銅メダルを獲得した。今大会も同じくリベンジを果たしてほしいが、ひとつの鍵はリベロになるだろう。

 OQTではリベロの佐藤あり紗が韓国のハーフスピードのジャンピングフローターサーブに崩され、直接失点をする場面も見られた。今大会の登録メンバー12名には佐藤とともに座安琴希もリベロ/レシーバー登録で入っている。パスヒッター(レセプションを行なうアタッカー)を1人減らしてまで入れたレシーバーをどう活用するか。OQTでは一貫して佐藤をリベロ、座安をレシーバーとして起用してきたが、韓国戦では相性を考え、座安をリベロにすることも考えられる。

 セッターはOQTでは出場権を獲るまでは、ずっと宮下遥を使い続けたが、その後のワールドグランプリでは田代佳奈美をメインに使って、国際大会の経験を積ませている。状況次第では、宮下と田代の使い分けもあるだろう。

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