【男子バレー】リオ最終予選開幕! エース・石川祐希が静かに牙を研ぐ (3ページ目)

  • 中西美雁●文 text by Mikari Nakanishi 坂本 清●写真 photo by Sakamoto Kiyoshi

――サーブレシーブの調子はどうでしたか?

「悪くはない。サービスエースをとられることもだいぶ減ってきた。去年よりは全然よくなっていると思います。あとは海外の速いサーブに慣れれば。ジャンプしない期間はレシーブしかしていないので、それがいいほうに出ましたね」

――ジャンプできない期間はどれくらいだったのでしょう。

「(昨年12月の)天皇杯終わってから2月終わりくらいまで。1回ジャンプして、また休んでだった。2月終わり、学生イタリア遠征で普通に出て、それが終わって(3月中旬の)秋田合宿、自分は休んでいました。(4月半ばの)薩摩川内合宿の終わりくらいから跳び始めました。今ですか? 今は、やっているときは痛みをそんなに感じない。終わったら疲労はあるけど、プレーに支障は全然出てないです」

――試合勘は戻りましたか?

「最初はギャップがありましたけど、もう普通にやっているので今まで通りですね。サーブの感覚も戻りました」

――今回控えのセッターは、初代表の関田誠大(まさひろ)選手ですが。

「関田さんが(自分も所属する)中大を卒業してすぐ全日本だったので、時間も空いてないし、自分にとっては今まで通りかなという感じです」

――初選出の時は、「リオは出られたらいいかな?」と言っていいましたけど。

「そのときとは違う。チャンスがあるので、今は出たいです」

――背番号が(8番から11番に)変わりましたね。

「去年よりはいいです。一桁より二桁のほうが好きなんで。選べないんです。監督が全部、決めているんです」

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