【女子バレー】主将・木村沙織「命懸け」のリオ最終予選へ決意表明 (3ページ目)

  • 中西美雁●文 text by Nakanishi Mikari  坂本清●写真 photo by Sakamoto Kiyoshi

「サオリン」も全日本のキャプテンになり、たくましくなった「サオリン」も全日本のキャプテンになり、たくましくなった「でも、テン(竹下)さんと話してみて、少し気が楽になった部分もありました。本当は4年前のOQTで、テンさんもすごく緊張していたんだと。全然顔には出してなかったですけど」

 木村は今回出場権を獲得できれば4度目のオリンピックという、日本女子バレーでは初の偉業となる。

 チームは4月下旬に、昨年のワールドカップで優勝した中国と親善試合を行ない、3試合全敗。高いブロックにシャットアウトされることが多かった。その反省を生かし、現在はブロックカバーなどに取り組んでいる。眞鍋監督は「こてんぱんにやられ、いい反省になった。今一番重視しているのはディグ(スパイクレシーブ)。男性の練習パートナーに毎日来ていただいて、どんどん追い込んでいます。昨日オランダとの練習試合をしましたが、中国との練習試合の時より手応えをつかめた」と話した。

 世界最終予選は14日(土)、東京体育館で開幕。8チームによる総当たり戦で行なわれ、アジア最上位と、それ以外の7チームのうち上位3チームが五輪出場権を獲得する。


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