【ビーチバレー】坂口佳穂、新シーズンに向けて特訓でボディ増強 (2ページ目)

  • 小崎仁久●文 text by Kosaki Yoshihisa
  • 日刊スポーツ/アフロ●写真

 坂口に望まれるのは、同ツアーでの結果がともなった活躍である。初の決勝トーナメント進出はもちろんのこと、坂口本人も目標とする「優勝」への期待もかかっている。

 そのためにも、まず注目されるのは、ツアー初戦となる「第1戦 東京大会/マイナビシリーズ」(5月3日~5日/東京都港区・お台場海浜公園)。そこでどれだけの結果を残して、今季に向けて弾みをつけられるか、だ。

 同大会には、ワールドツアーを転戦する日本ランキングトップの西堀健実(にしぼり・たけみ/34歳)&溝江明香(みぞえ・さやか/25歳)ペアも参戦。対戦する機会があれば、"世界レベル"を肌で感じることもできるだろう。

 試合では、チーム戦術としてパートナー・鈴木の決定力を生かしたいところ。鈴木がビーチに転向したのは、坂口と同じく2014年。経験は浅いが、レシーブなどバレー技術は高い。とりわけ、身長178cmと高さがあって、スパイクの強さには定評がある。その武器を存分に繰り出して、勝利をモノにしたい。

 とすれば、勝敗のカギを握るのは、坂口のがんばりと粘り。スキルアップしたレシーブと、得意のオーバーハンドトスを駆使して、鈴木のスパイクにどれだけつなげられるか。

 坂口佳穂の新たなシーズンが始まる。その勇姿に注目である。

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