木村沙織・美里姉妹の東レが首位。Vリーグ女子はファイナル6に突入

  • 中西美雁●文 text by Nakanishi Mikari  坂本清●写真 photo by Sakamoto Kiyoshi

五輪予選を控えた東レ・木村沙織が徐々に調子を上げてきた五輪予選を控えた東レ・木村沙織が徐々に調子を上げてきた 2012年夏に中田久美氏が久光製薬の監督に就任してから、東レはV・プレミアリーグや皇后杯でほぼ全敗している(中田監督が体調不良で途中退席した試合のみ勝利)。しかし、今季第3レグの対戦では、試合前にウイングスパイカーの迫田さおりが「優勝するためには、久光に勝つしかない」と力強く宣言。その言葉通り、55打数21得点をマークした迫田の活躍が光る勝利だった。「私たちより迫力のあるバレーをした東レは、勝者にふさわしい戦い方だった」と敵将の中田監督も試合後にライバルを称えている。

 一方、久光製薬戦では40打数9得点とまだピークに戻し切れていない感のあった木村沙織は、次の上尾戦で結果を出した。3セット目中盤にディクソンが負傷退場すると、直後にレフトのストレートを鮮やかに2本決めるなどギアが入り49打数17得点、調子は上がりつつある。

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