2015.10.14

【ビーチバレー】注目の坂口佳穂が語る「初めてのシーズン」

  • 小崎仁久●文 text by Kosaki Yoshihisa
  • スエイシナオヨシ●撮影 photo by Sueishi Naoyoshi

 とはいえ、坂口のビーチ歴はまだ1年半。戦術や試合の読みなど、経験がモノを言うビーチバレーボールという競技において、ベテラン選手らとペアを組んで、多くの実戦をこなしたことは、デビューイヤーとしては悪くないシーズンだったのではないだろうか。

 実際、技術的に着実に進歩していることは、周囲も認めている。今大会でペアを組んだ仲田が言う。

「佳穂は、以前よりも確実に成長しています。まだ経験が少ない、というのはありますが、背は高いし、手足が長いので、ネット際で強く、いい選手だと思います」

 一昨年、初めてビーチバレーボールを見たときは、楽しそうだと思って競技を始めたが、今は「負けると、楽しくない」と言う坂口。だからこそ、このオフはまず、体力と筋力をつけて、レシーブ、スパイクを鍛え直したいという。

「もちろんビーチは大好きですし、勝つため、上に行くためには、もっともっとがんばらないといけないと思っています」

 注目度が増して、メディアの露出が増える中でも、自らの鍛錬はおろそかにはしない。さらに、「負けてばかりでしたから......」と悔しさを滲ませて、口を真一文字に結んだ坂口には、強烈な反骨心がある。

 そんな坂口だからこそ、今後に期待が膨らむ。

「試合に勝ったら、絶対ビーチは楽しいんだろうなぁ」

 坂口は最後にそう語って、やっと笑顔を見せた。ビーチバレーボール界に現れた「ニューヒロイン」の挑戦を、ゆっくりと見守っていきたい。

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