器はサオリン以上!? 古賀紗理那「バレーボールは『だまし合い』です」 (3ページ目)

  • スポルティーバ編集部●文 text by Sportiva
  • 織田桂子●写真 photo by Oda Keiko

眞鍋政義監督がマンツーマン指導。古賀紗理那(右)への期待は大きい眞鍋政義監督がマンツーマン指導。古賀紗理那(右)への期待は大きい

――ここで改めて聞きます。古賀選手にとって、バレーボールの魅力、おもしろさはどこにありますか?

古賀 バレーボールは「だまし合い」だと思うので、その駆け引きで勝つとうれしいし、負けると悔しい。そういう面においても強くなっていきたい。身体の大きさだけじゃなくて、駆け引きがあるから外国のチームにも勝てる可能性が出てくる。守備だけでもなく、攻撃だけでもなく、バランス良く成長していきたいです。

 今年は8月に三大大会の一つであるワールドカップが開催され、来年にはリオオリンピックも控えている。前回のロンドンオリンピックで日本が銅メダルを獲得した時、彼女は高校で合宿している最中だった。印象に残っているのは、3位決定戦の最後の1点。韓国戦で、迫田さおりがレフトから決めたスパイクだという。オリンピックという最高の舞台は、まだまだ遠い先の話だった。

――ワールドカップやオリンピックという大会は、今の古賀選手にとってどんな位置づけでしょうか?

古賀 テレビとかでしか見てなくて、本当にすごい大会なんだろうな、とはわかっていますが……。今年の全日本チームの目標が「ワールドカップで五輪出場権を獲る」ということなので、自分がそれに貢献できたらいいなと思います。

――個人的な目標はありますか?

古賀 うーん……まだ本当に技術が未熟なので、いろんな人のいいプレイをどんどん吸収して、失敗しながらも成長していけたらいい。手応えと呼べるものはまだまだです。

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