【女子バレー】眞鍋ジャパン新戦術で、宮下遥が覚醒 (3ページ目)

  • 中西美雁●文 text by Nakanishi Mikari
  • 坂本清●写真 photo by Sakamoto Kiyoshi

 だがブラジル戦、2セットを連取された後の3セット目のマッチポイントを、石井のスパイクによって3回連続でしのいだ。20点以降のプレッシャーのかかる場面では決定率が落ちるケースが多い中で、このプレイは高く評価したい。同じくレセプション免除のポイントゲッターの江畑幸子と交代で起用されたが、「チームで一番スパイクのパワーがある。調子がいい時は非常に安定していた」と、眞鍋監督からもお墨付きをもらった。

 8月28日から、すぐに次の合宿が始まる。今大会で得られた収穫をしっかりとものにするのと同時に、明確になった課題をいかに修正するか。眞鍋監督のことだから、まだ手の内を全部見せてはいないと期待したい。イタリアで行なわれる世界選手権は9月23日からスタートする。

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