【女子バレー】新鍋理沙・岩坂名奈、21歳コンビの「全日本に選ばれて」 (4ページ目)

  • 中西美雁●文 text by Nakanishi Mikari
  • 坂本清●写真 photo by Sakamoto Kiyoshi

――二人は2011年には初めてそろって全日本に招集され、夏にスイスで行なわれたモントルー大会で、全日本女子は初優勝を飾ることができました。

岩坂「初めて日の丸を背負って海外のチームとやって、試合を重ねるごとにチームの雰囲気もよくなっていきました。みんなひとりひとりが勝ちたいと思っていた。本当にいい雰囲気でやっていたので、すごく楽しかったですね」

新鍋「私も同じで、試合をしていくごとに、雰囲気もすごくよくなって。キューバに順位決定戦であたって、一度フルセットで負けて、決勝がまたキューバでした。でも決勝のときは負ける気がしなくて。その前に中国とあたっていたんですけど、この試合はストレートで勝てたんです。高くて速い相手に、つなぎでねばって勝てたので自信につながりました」

岩坂「優勝は本当に嬉しかったですね。主将の荒木絵里香さんが、『がんばろう』って声をかけてくれて。のびのびやらせてもらえました」

――岩坂さんは大会のベストサーバーだったんですよね。

岩坂「はい。ちょっとびっくりでした」

――サーブは武器なんですか。

岩坂「身長があるぶん、角度をつけて打てるので、強いサーブを打つように心がけています」
(続く)


【後編】>>>新鍋理沙・岩坂名奈、21歳コンビが語る「五輪への思い」

4 / 4

関連記事

キーワード

このページのトップに戻る