錦織圭はデビスカップにエントリーなし。日本は連敗で崖っぷち (3ページ目)

  • 神 仁司●文・撮影 text&photo by Ko Hitoshi

 オリンピックにプロテニスプレーヤーが出場するには、原則4年間で3回、国の代表としてプレーしなければならない。しかし、錦織は今回のエクアドル戦を含めても2回。国際テニス連盟(ITF)の定める条件を満たしていない。

 今後は、日本テニス協会からオリンピックに出場するワイルドカードをITFへ申請することになるが、今回の錦織のデビスカップ参加をプラス材料として、ワイルドカードを獲得しやすくする狙いもあるようだ。

 錦織が出場しない日本は、大会初日のオープニングマッチに添田豪(117位)が登場。しかしエミリオ・ゴメス(151位)に対して、35歳の添田は第1セットと第2セットのいずれも第1ゲームでサービスブレークを許し、後手を踏む。結局、添田が得意とするリターンでもミスが多くなってしまい、持ち味である粘り強さを出し切れずに5-7、6-7で敗れた。

 第2試合では、内山靖崇(90位)がロベルト・キロス(276位)に6-7、6-2、6-7で惜敗。初めて日本代表のシングルス1に起用された内山だったが、ファイナルセットのタイブレークであった3回のマッチポイントを取りきれず、期待に応えることができなかった。

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