日本企業のチームが全豪OPで大活躍。大坂なおみのラケットのこだわりは? (3ページ目)

  • 内田暁●取材・文・撮影 text & photo by Uchida Akatsuki
  • photo by AFLO


愛称「NAO-CHI」の文字が刻まれた大坂なおみオリジナルモデル愛称「NAO-CHI」の文字が刻まれた大坂なおみオリジナルモデル ただ、ひとつの傾向として、昨年の全豪オープン時は縦糸より横糸のほうがテンションが低かったが、今大会ではそれが逆転しているという。今年から新コーチのウィム・フィセッテを招いたチームなおみ。もしかしたら、その変化も新たな声がもたらした成長への順路かもしれない。

 予選から含めて約3週間の大会期間中、ストリンギングチームは昨年、5,800本超えのラケットを張り、バランス等を調整してきた。今年も同量かそれ以上のラケットが、この部屋に持ち込まれては選手の手により、コートへと運びこまれていくことだろう。

 数多の選手やコーチたちが足を運び、彼・彼女らの願いやこだわりが交錯するこのストリンガールームで、新たな物語の端緒が織り上げられていく。

3 / 3

関連記事

キーワード

このページのトップに戻る