大坂なおみ、全米で学んだ自分への対処。全豪はリラックスムードで自信 (3ページ目)

  • 神 仁司●文・撮影 text&photo by Ko Hitoshi

 4回戦では、大坂と2勝2敗の第14シード、ソフィア・ケニン(15位、アメリカ)、と当たる可能性がある。前哨戦のWTAブリスベン大会2回戦で対戦して、大坂がフルセットで逆転勝ちを収めている。

 準々決勝では、第8シードのセリーナ・ウィリアムズ(9位、アメリカ)が出てくる。対戦成績は大坂の2勝1敗。38歳のセリーナは、全豪で7回の優勝を誇るが、3年ぶりのタイトル奪取と同時に、1968年のオープン化(プロ解禁)以前も含めたグランドスラム優勝回数の新記録24回を狙っている。

 そして準決勝では、第1シードのアシュリー・バーティ(1位、オーストラリア)が待っているだろう。対戦成績は2勝2敗。事実上の決勝になり得るようなタフバトルになるかもしれない。

 大坂の1回戦は、大会初日の1月20日に入り、全豪のセンターコートにあたるロッド・レーバーアリーナのオープニングマッチに組まれた。

「もし自分ができる限りベストなプレーをすれば、明らかに1回戦で負けることはないでしょう」とトッププレーヤーらしい自信も備えた大坂は、果たしてメルボルンでディフェンディングチャンピオンとしてふさわしいベストプレーを披露し、大きな結果を残せるのかどうか、世界中から注目が大坂に注がれる。

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