全英ジュニアの部優勝の望月慎太郎。錦織圭を追う16歳のリアルな素顔 (2ページ目)

  • 神 仁司●文・写真 text&photo by Ko Hitoshi

――3歳からご両親の影響でテニスを始めたんですよね。

望月 (小さい時のことは)よく覚えていないですけど、めちゃくちゃ(テニスが)好きでやっていたと思います。どういうところが好きかってよく聞かれるんですけど、わからないですね(笑)。ただ、テニスが好きですし、テニスが楽しいっす。

――どうしてプロテニスプレーヤーになりたいと思ったんですか。

望月 子供の頃は、よくわかっていなかったので、そんな(プロになる)ことは考えていなかったです。ちょっとずつ、(ジュニア選手として)日本でも結果が出始めて、少しは上を目指したいと思うようになったんです。

――「盛田正明テニス・ファンド」のサポートを受けて、海外テニス留学をしようとしたきっかけは何だったんですか。

望月 僕はまったく知らなかったんですけど、盛田ファンドのスタッフの方から電話をいただいて、声をかけてもらいました。サポートしてもらってかなり力になっています。最初、僕も(状況は)よくわかっていなかったんですけど、(海外へ)行ってみて、(テニス上達のために)できることをやりたいなと思ったんです。

――海外テニス留学はどうですか。だいぶ揉まれたのではないですか。

望月 あんまりホームシックにならなかったですね。自分で好きになってやっていたことなので、楽しんでいました。そりゃもうひとりで生活して、日本にいる時とまったく違う環境なので、戦っていくにつれて、いろんな面で強くなっていったと思います。

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