錦織圭はトップ10を維持できるか?フェデラーは超元気。若手は急成長 (4ページ目)

  • 神 仁司●文・写真 text&photo by Ko Hitoshi

 1月のオーストラリアンオープンで最多7回目の優勝を果たし、また彼の独走が始まるかと思われたが、精彩を欠く試合内容だった。

 そして、錦織圭(6位)はマイアミでの新旧入り乱れた選手たちの活躍をどう見ただろうか。

 マイアミでは2回戦で敗れた錦織だが、すでに拠点にしているIMGアカデミー内のグリーンクレーコートで練習を始めている。4月14日からのMS・モンテカルロ大会で再始動し、ヨーロッパでのクレーシーズンで巻き返しが期待される。トップ10プレーヤーであり続けるための重要な戦いになるだろう。

 マイアミで優勝したフェデラーは、大会後にランキングを4位に上げた。今季は3年ぶりにクレーシーズンへの参戦を決め、5月のMS・マドリード大会に臨む。そして、ローランギャロス(全仏)にも4年ぶりに出場する意向を示している。

「クレーシーズンに向けては全然自信はありません。パリ(全仏)に向けて準備したい。とても楽しみにしているし、いいテストになると思う」

 フェデラー、ジョコビッチ、"NextGen"、そして、錦織。かつてないほど幅広い年齢層の選手が活躍するATPツアーで、今後大きなタイトルを手にして新たな主役に躍り出るのは誰なのか、目が離せない。

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