錦織圭はトップ10を維持できるか?
フェデラーは超元気。若手は急成長
予選から準決勝に勝ち上がったオジェ アリアシムは、全身バネのような躍動感あふれるオールラウンドプレーを披露して、マイアミ大会35年の歴史で最も若いセミファイナリストとなった。
「彼(シャポバロフ)と僕の結果は、お互いを刺激しあっている。でも現時点ではライバルではないよ。僕たちは競い合って、いい友達でもあるんだ」(オジェ アリアシム)
「僕たちには、明るい未来が待っていると感じている。彼(オジェ アリアシム)がいいプレーをしているのを見るのは本当にうれしい」(シャポバロフ)
近い将来、グランドスラムの決勝で戦うふたりの姿を見ることができるかもしれない。
さらに、いずれもシャポバロフにフルセットの接戦で敗れたが、20歳のステファノス・チチパス(10位、ギリシア)や、21歳のフランセス・ティアフォー(34位、アメリカ)も確実に力をつけており、"NextGen"と呼ばれる世代が力強い足跡をマイアミで残した。
一方、納得しがたい結果に終わった選手もいた。
王者ノバク・ジョコビッチ(1位、セルビア)は、4回戦で第1セットを取りながらも、第22シードのロベルト・バウティスタ アグート(25位、スペイン)に、6-1、5-7、3-6で逆転負けを喫した。
「いいプレーはしていたけど、2、3ゲーム振るわない時もある。そういうことは起こり得ること。インディアンウエルズとここ(マイアミ)では、健康状態がベストではなかった」とジョコビッチはサバサバと振り返った。
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