錦織圭が語る自身のコーチへの見解。
マイアミは相性良好で気分上々だ

  • 神 仁司●文・写真 text&photo by Ko Hitoshi

 ここ2年くらいで、25歳のティームのような錦織より若い選手だけでなく、昨年に29歳でインディアンウエルズでの初優勝をしたファン マルティン・デルポトロ(8位、アルゼンチン)や、32歳でマイアミでの初優勝を成し遂げたジョン・イスナー(9位、アメリカ)らベテラン選手も含めてさまざまなマスターズ初優勝者が誕生している。

 そんな中29歳の錦織が、長年目標のひとつにしているMS1000大会での初優勝を、相性のいいマイアミ大会で実現できるか期待したいところだが、錦織はいつものようにマイペースだ。

「人と比べる人生はあまり好きではないので。今年こそ、というわけでもなく、毎年それ(マスターズ初優勝)は目標にしているので、いつか取れればいいなぐらいですね。そんなに気を張り詰めても、あんまり変わらないので」

 20代最後のマイアミ大会で、「先のことは考えていません。2回戦に集中しています」と言う錦織が、果たしてMS1000大会の初タイトルを勝ち獲れるのか、一戦一戦が大事になっていく。

3 / 3

関連記事

キーワード

このページのトップに戻る