望み通りのストローク戦を展開。錦織圭が快勝で全豪ベスト8へ弾み (2ページ目)

  • 神 仁司●文・撮影 text&photo by Ko Hitoshi

「(ストロークは)3セット目が特によかったですね。(2セットアップで)リラックスできていたのもあるので。セカンドとサード(セット)は、ストローク自体は伸びていたと思います」

 錦織のサーブも好調で、ファーストサーブは確率65%、ファーストサーブでのポイント獲得率77%、セカンドサーブでのポイント獲得率71%、サービスエースは3本だった。

 一方、ソウザのセカンドサーブでのポイント獲得率は38%にとどまり、錦織のリターンのよさが際立つ結果になった。

 実は、2回戦に続いて3回戦でも錦織と大坂なおみの試合が、マーガレット・コートアリーナで連続して行なわれた。

 2回戦では、錦織が第1試合で3時間48分に及ぶ5セットマッチをしたため、第2試合の大坂は待たされて4回もウォームアップを行なっていた。

 続く3回戦では、大坂が第1試合で、第1セットを5-7で取られながらも、6-4、6-1のフルセットで逆転勝ちを収めた。1時間57分を要したため、今度は錦織が待たされてウォームアップを2回行なった。

「なるべく早く終わってほしかった。2セットでやっつけてほしかったですね。自分も前(の試合で)申し訳ないと思ったので(笑)。(大坂に)何回もウォームアップさせただろう、と。でも、ここから逆転するのか、とびっくりしました。ファイナル(セット)は大丈夫だろうと思っていましたけど、よく頑張ったな、と思います」

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