今季最終戦を棄権。涙の大坂なおみを救ったバインコーチの笑顔 (4ページ目)

  • 神 仁司●文・撮影 text&photo by Ko Hitoshi

 今回のファイナルズは、大坂を含む2018年のグランドスラムチャンピオン4人が誰も準決勝に進出できないという混戦で、トップ10選手の力がいかに拮抗しているかを象徴している。来季も混戦が予想され、現在ハレプのいる世界女王の座に迫る一番手が、大坂になってくるのではないだろうか。

「2019年がとても楽しみです」と言う大坂は、来季もバインコーチと一緒にツアーを回るのかという問いに、「そんなこと誰もわからないわ」とユーモアを交えながら笑顔で前置きして、「一緒にやっていけたらいいなと思っていますよ」と素直に答えた。

「いつも未来を楽しみにしています」と言う大坂が、この先日本女子プロテニス選手で誰も到達したことのない高みを極め、ワールド女子テニスのニューヒロインとして新時代をけん引していく存在へなっていくに違いない。

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