大坂なおみは挑戦者として決勝を楽しむ。「夢が現実になってうれしい」 (3ページ目)

  • 神 仁司●文・写真 text&photo Ko Hitoshi

 こう語ったセリーナだが、実際、マイアミでのプレーは産休明けから復帰して2大会目だったこともあり、調子はいまひとつだった。大坂も、今大会のセリーナがマイアミの時よりずっといいプレーができていることを理解している。

 初めてのUSオープン決勝という夢の舞台で、憧れのセリーナと対峙する。そのことを大坂は、コートの向こうにいるのは、自分の憧れの選手ではなく、対戦相手のひとりであると割り切ってとらえようとしている。

 同時に、大阪はセリーナとの決勝を楽しむべきだとも考えている。というのも、アレクサンドラ・バインコーチと、「プレッシャーはいいことだ」「結果ばかりにフォーカスし過ぎるな。それはコントロールできないことだから」と、大会中だけでなく日頃から話していることも影響しているのだろう。

「この瞬間を心から愛おしく感じるだろうし、自分のベストの能力でプレーしていくつもりです」

 はたして大坂は、USオープンでティファニー製シルバーの優勝トロフィーを手にすることができるのか。大坂の大いなる目標であるグランドスラム初優勝まで、あと1勝だ。

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