2018.07.09

サッカーを知った大坂なおみ。
元女王に完敗も、強いメンタルで全米へ

  • 神 仁司●文・撮影 text & photo Ko Hitoshi

 第1セットと第2セットともに第1ゲームで、大坂はケルバーにサービスブレークを許してしまい、常にスコアを追いかける厳しい展開を強いられた。

 さらに大坂を苦しめたのが、ケルバーのファーストサーブだった。確率が70%と高く、さらにファーストサーブでのポイント獲得率が80%と安定していたため、大坂が思うような展開に持ち込めずに、多くのミスをすることになった。

「ケルバーのサーブがよかったのに対して、私のサーブはよくなかったですね。ケルバーが、多くのチャンスをものにしていきました」

 こう試合を振り返った大坂がミスを22本したのに対して、ディフェンスがいい選手として知られているケルバーは、わずか5本のミスに抑えた。大坂は、ケルバーのハイレベルなテニスに今回は脱帽するしかなかった。

 昨年と同じ3回戦でウインブルドンを去ることになった大坂だが、今季アレクサンドラ・バインコーチと取り組んでいるポジティブな姿勢で戦うことを、1回戦と2回戦では実践することができている。昨年と比べて大きく変化して、大坂の試合に臨む姿勢は格段によくなった。

「自分でもそう思います。(2回戦では)少しネガティブになりそうなことがあっても修正することができました。ファイティングスピリットを前向きに出せていると思います」