錦織圭の次代を担うのは西岡良仁だ。再びツアーへ完全復活をアピール (4ページ目)

  • 神仁司●文・写真 text & photo by Ko Hitoshi


「(シングルス)1回戦を勝てたことは嬉しいですし、勝った相手もシード選手でしたから。しかも5セットも戦えて、ひざが治ってきたという自信もあるし、喜びもある。(単複含めて)すごい上出来の全豪オープンで、まずまずいい復帰が飾れたと思う」

 今後、西岡はプロテクトランキング(公傷による特別ランキングで、ケガをした大会直後のランキング)66位を活用して、次はATPドバイ大会(2月26日~)、さらに3月のマスターズ1000の2大会に出場していく予定だ。

「このレベルに戻ってきたい」と意気込む22歳の西岡は、まずはトップ100復帰を目指し、世界の強豪と再び競い合えるポジションを取り戻すために戦う。そして、日本男子テニス界で錦織圭(24位)の次代を担う、若い選手の先頭に立つことが期待される。
 
 メルボルンで見せた西岡の勝利は、復活への序章であり、これからツアーレベルへ駆け上がっていくための起爆剤になるだろう。

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