美女テニスプレーヤー、加藤未唯がツアー準優勝を果たした昨季を語る (6ページ目)

  • 神 仁司●文・写真 text & photo by Ko Hitoshi


――東京での準優勝によって、WTAランキングは126位へ上がりました。

加藤 ん~、ランキングは気になりますね。グランドスラムの予選か本戦か、そこに大きな壁があるので(グランドスラムの本戦ストレートインの目安は108位)。全仏で予選3試合をプレーしてから、本戦1回戦を戦っていた時に、予選をしている場合じゃないなと思った。できれば早く本戦にいきたい。だから早く100位以内に入りたい。もし、仮に(予選を)3試合勝てる保証があったとしても、それでもきついと思います。

――2017年シーズン、加藤さんは自己最高のシングルス123位(2017年9月18日付け)を記録しました。今のポジションをどう思いますか。

加藤 初めてグランドスラムの予選に出たのが、20歳の時で、(2015年)USオープンでしたが、その時から1年ごとに自分の目標を書いていたんです。けど、それには程遠いです。そこには、2016年にトップ100に入って、2017年に70位ぐらいに目標設定していました。2016年は、グランドスラムやWTAの予選に挑戦して、なかなか勝つのは厳しいと思い知らされた1年でした。2016年に比べると、2017年では、シングルスでもダブルスでも勝てたので、大きな成長はあったと思っています。

180位ぐらいだと、トップ100までかなりポイント差があるんですけど、120位台につければ、(トップ100までの)ポイント差が狭まってきているので、イメージできる範囲にはなっています。

(後編につづく)

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