2018.01.10

美女テニスプレーヤー、加藤未唯が
ツアー準優勝を果たした昨季を語る

  • 神 仁司●文・写真 text & photo by Ko Hitoshi


加藤 (全仏前哨戦の)ローマではダブルスだけだったんですけど、試合以外ではコーチとシングルスの練習に時間を使って、それがよかった。その練習の成果もあって、全仏の予選でいいプレーができていた。

 私は体がちっちゃいけど(身長156cm)、クレーで本戦に上がれたのは自信になりました。何かクレーは好きなんです。初めて(グランドスラムの)予選を勝ち上がれたのはクレーだったので、すごく嬉しかったですし、自分の中で意味がある。初めて上がったのがウインブルドンだったら、そこまで嬉しくなかったかなって。

――もともとレッドクレーというサーフェスは得意だったのですか。

加藤 クレーは好きで相性がいい。ジュニアの時に、グランドスラムのシングルスは1勝しかしてなくて、それがクレー(2011年、ローランギャロス)でした。プロになってから、(2016年のローランギャロスで)初めてグランドスラムの予選で勝ったのもクレーで、そして今回、本戦に初めて入れたのもクレーでした。

――勝利を決めた瞬間は両手でガッツポーズして、雄叫びをあげましたが、あの時はどんな気持ちでしたか。

加藤 (ガッツポーズは)本戦に上がれたというものではなくて、競り勝てたという感じでした。今までずっと予選で負けていたので、もちろん嬉しかったですけど、それ以上に疲れていたので、そんなに喜ぶ気力もなかった。

全仏オープン予選を通過し、本戦出場を決めてガッツポーズ――グランドスラム本戦の舞台に初めて立てたという特別な気持ちはありましたか。

加藤 グランドスラムは特別と言いますけど、1試合は1試合で、一緒なのでそこまで特別感はないです。やっぱり勝ちたいのはグランドスラムですけど、ふだんのツアーでの戦いがポイントを支えているので、どちらかというとその方が大切です。

(1回戦では)試合がどうというよりも、すごく疲れていたし、足も痛かった。本戦でプレーできてよかったという最小限の喜びでした。

■2017全仏オープン
 1回戦 4-6、0-6 テイラー・タウンゼント(121位、アメリカ)

――フォアハンドストロークのクオリティーが上がったなと見ていましたが、加藤さんの感覚は、どうでしたか?

加藤 それはもともと自信がありました。ローランギャロスの予選でも、それまでの試合でも。