松岡修造、杉山愛ほか8人から、引退する伊達公子への惜別メッセージ (6ページ目)

  • 神 仁司●文・写真 text & photo by Ko Hitoshi

奈良くるみ
 プロテニスプレーヤー、WTAランキング116位。伊達の現役再チャレンジの初戦となった2008年ITF岐阜大会では、伊達と一緒にダブルスを組んで優勝した。

「やはり引退と聞いた時は寂しいというか、もう1回一緒に遠征を回って、一緒にごはんでも行けるかなと思っていたので、残念な気持ちはあります。私と美咲は、復帰の時からずっと一緒に練習をしてもらって、すごくお世話になった。伊達さんから学ぶことは本当に多かったですし、あそこまでプロフェッショナルな方はいなかった。自分にはないものをすごく持っていました」

 引退を決心する要因になった伊達の右肩の状態が気になるところだが、9月11日から、東京・有明テニスの森公園コートで開催されるワールド女子テニスWTAツアーの公式戦「ジャパンウィメンズオープン」が、彼女の現役最後の舞台となる。

 伊達にとって最後となる試合で、はたして日本のファンにどんなプレーを見せるのか。彼女が続けてきた9年半におよぶ現役再チャレンジの集大成となる。

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