2017.06.21

「身体的にはOK」の錦織圭。
芝初戦で見えたウインブルドンへの多難

  • 山口裕平●文 text by Yamaguchi Yuhei photo by Getty Images

 大事なポイントでアンフォースト・エラーが出てしまったり、集中力という面でもよくはなってきていますけど、大事なところで取り切るってところが、これからもうちょっと大事になってくる。芝では本当に少ないチャンスしか来ないので、集中力を磨いていきたいですね」

 やりにくい対戦相手だったのは間違いない。錦織とベルダスコは2週間前の全仏オープン4回戦で対戦したばかり。さらに、両者は3月下旬のマイアミ・オープンでも相まみえている(いずれも錦織が制している)。さらにベルダスコは、ゲリー・ウェバー・オープンでダブルスにも出場する錦織のパートナーでもある。

 試合後の錦織は「ダブルスパートナーと試合をするのはいつだって嫌です。僕たちは友達ですし、そんな相手とやるのは決して簡単ではないですから。今年はちょっと対戦しすぎなので、もう対戦したくないです(笑)」と、正直な気持ちを明かした。

 難しい試合を制し、初戦を突破した錦織。試合開始時点で気温は30度で、陽ざしの厳しさは、鼻の頭を赤くして会見場に現れた錦織の様子からもうかがえた。しかし、コンディションについては「全仏オープン後はいい感じですし、身体的にはOK」と言い切った。今季の芝シーズンではどんな戦いを見せてくれるのか、”本番”のウインブルドンへ向けて注目したい。

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