錦織圭、失意の敗戦から「足りない何か」を求めジュネーブへ緊急参戦 (4ページ目)

  • 内田暁●取材・文 text by Uchida Akatsuki
  • photo by AFLO

 ジュネーブ・オープンの第1シードは、昨年の優勝者でもある世界3位のスタン・ワウリンカ(スイス)。錦織は第2シードで、ランキングどおりに勝ち進めば準決勝で第4シードのジョン・イズナー(アメリカ)と、そして決勝でワウリンカと当たるドローとなった。

 ジュネーブ大会のクレーコートは全仏のそれと比べて重く、一般的にはパワープレーヤー向きだと言われている。そのなかで、求める「プレーの質」と試合数を得られるか?

 土壇場で選んだ道の果実は、自らの手で掴み取るしかない。

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