2016.11.15

ワウリンカ撃破の錦織圭を、
新王者マリーが「ケイはとてもいい」と警戒

  • 神 仁司●文・写真 text & photo by Ko Hitoshi



「相手も相手ですし、(ワウリンカの)アンフォースドエラーが多かったので、すごくチャンスがあった。(勝利に)特に驚きも(ない)。自分がいいテニスをしていたので、それが一番大事なことですし、次につながるいい試合だったと思います」

 試合が差し迫ったここ2~3日の練習によって、テニスが上向いてきた錦織にとっては、ワウリンカからの勝利は何よりも良薬になるはずだ。

 実は錦織にはツアーファイナルズの成績次第で、ATPランキングを4位あるいは3位まで上げられるチャンスがある。

 それでも錦織は「なるべく4位か3位で終わりたいと思っていますけど、正直、何点取れば、4位なのか、3位なのか把握はしていない」と、ひとつでも多く試合に勝つことだけを心掛けて、考え過ぎないようにしている。

 11月14日時点で3位のワウリンカが5115点。5位の錦織が、RR初戦に勝ったので、4705点から200点を加算して4905点に。4位のミロシュ・ラオニッチもRR初戦を勝ったので5050点から5250点になった。三者のランキングポイントが非常に接近しているため、三つ巴の争いになってくる。来年のオーストラリアン(全豪)オープンのシード順などを考えると、今後も目が離せない。