錦織圭も参戦。独自ルールのテニス団体戦「IPTL」が再び日本上陸! (2ページ目)

  • 内田暁●取材・文 text by Uchida Akatsuki
  • photo by IPTL

 提唱者は、ダブルスでグランドスラム11回のタイトルを誇る"インドの英雄"マヘシュ・ブパシ。彼の「アジアでのテニス人気を広めたい。多くの人たちに世界トップのプレーを間近で見てもらいたい」との願いに共感した者たちによって実現した、豪華絢爛のイベントである。

 大会形式はチーム対抗のリーグ戦で、アジアの主要国や都市を拠点とする5つの参戦チームが、15日間かけて各地を転戦。各チームは、現役の男女トップ選手と往年の名プレーヤーによって構成され、シングルスとダブルスにより雌雄を決する。さらに戦いを盛り上げるのが、1試合に1回、リターン時のみに使える「ポイント2倍チャンス」などのオリジナルルール。ベンチ采配やチームワークも、試合の行方に大きく関わってくる。

 そのような"テニス界の革命児"とも呼ばれるテニスイベントに、我らが日本代表も豪華メンバーを引っ提げて参戦することが決まっている。 チーム名は、その名も「JAPAN WARRIORS(ジャパン・ウォリアーズ)」。メンバーを牽引するのはもちろん、世界5位の錦織圭。日本女子代表としては、昨年に続き奈良くるみの参戦も決まっている。

 もうひとり、こちらも昨年から引き続きの参戦となるのが、元世界1位のマラト・サフィン(ロシア)。端正なルックスとコート内外で見せるチャーミングな言動、そして驚異のストロークで対戦相手を粉砕してきたテニス界の人気者が、今年も"ジャパン"の看板を背負って戦ってくれる。ちなみにこのサフィン、昨年は選手入場の際に奈良を"お姫様だっこ"して登場するなど、常にファンを喜ばせることを忘れぬエンターテイナーだ。

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