錦織圭がマリーに劇勝。「もう勝てない相手はいない」ことを証明 (4ページ目)

  • 神 仁司●文・写真 text & photo by Ko Hitoshi

 また、試合前にファーストサーブが重要だと語っていた錦織は、ファーストサーブの確率が60%、ファーストサーブのポイント獲得率は72%。リターンが得意なマリーを相手にしたことを思えば、上出来だった。

「やっぱりファースト(サーブ)の確率を上げたいと思っていた。攻められる場面は多々ありましたけど、大事なところで、しっかり深いサーブだったり、球種を交ぜて打つことができた」

 屋根の閉まった新アーサー・アッシュスタジアムで日本人選手として初勝利を挙げた錦織は、2014年USオープン以来、グランドスラムでは2度目の準決勝を戦う。対戦相手は、第3シードのスタン・ワウリンカ(3位、スイス)に決まった。対戦成績は錦織の2勝3敗で、直近の対戦は7月下旬のマスターズ1000・カナダ大会準決勝で錦織が勝利。また、2年前のUSオープン準々決勝でも錦織がフルセットで勝っている。

4 / 5

厳選ピックアップ

キーワード

このページのトップに戻る