錦織圭のライバルは五輪欠場。
ポイント荒稼ぎで勢力図は激変?

  • 内田暁●取材・文 text by Uchida Akatsuki
  • photo by AFLO

 去る7月13日に行なわれた会見で、錦織はオリンピックについて、「カナダからブラジルに行き、また(北米に)戻ってくるので、スケジュール的には楽ではない」と吐露した。それはすべての五輪選手が抱える共通の悩みであり、五輪後の動きにも少なからず影響を及ぼすだろう。現に女子1位のセリーナ・ウィリアムズ(アメリカ)は、すでに五輪翌週のシンシナティ大会の欠場を表明している。

 錦織が「少しずつ変わり始めている」と感じる、テニス界の景色――。それはオリンピックを変革期とし、今後さらに書き換えられていくかもしれない。

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