神尾米が語る2014年「今季の伊達さんはすごく明るかった」 (6ページ目)

  • 内田暁●構成 text by Uchida Akatsuki  photo by AFLO

 今季の日本女子テニス界は、伊達さんや奈良選手の活躍だけでなく、若手選手たちの話題も多くありました。日本人の母親とアメリカ人の父親を持つ17歳の大坂なおみ選手が、全米オープンで優勝したこともあるサマンサ・ストーサー(オーストラリア)を破ったニュースは、とてもインパクトがありました。また、22歳の江口実沙選手も、もう少しでグランドスラムの本選に出られるところまで来ています。そういう選手たちの来年の活躍には期待したいですし、彼女たちにはITF(下部大会)を卒業してWTAツアーに定着してほしい。すぐに勝つことは難しいですが、頑張って踏んばりながら、ぜひツアーを主体に戦える選手を目指してほしいと思います。


【profile】
神尾米(かみお・よね)
1971年11月22日、神奈川県横浜市生まれ。母の影響で10歳からテニスを始め、東海大学付属相模高校卒業後の1990年にプロ転向。1992年の全豪オープンを皮切りにグランドスラムで活躍。1995年にはWTAツアーランキング24位まで登りつめるが、肩の故障により1997年2月の全日本室内テニス選手権の優勝を最後に25歳の若さで引退。現在はブリヂストンスポーツのイベントで全国を回るかたわら、プロ選手やジュニアの育成に携わっている。WOWOW解説者。

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