ラグビー福岡堅樹が明かす医学部受験。化学が得意、勉強は「超集中型」 (3ページ目)

  • 門脇正法●文 text by Kadowaki Masanori


 そんな福岡が、高校時代と浪人時代に得意な科目は何だったのか?

「どっちかというと僕はバランスタイプで、あまり得意も苦手もないけど、強いて挙げれば化学でしたね。やっぱり、化学のどういう風にその現象が起こって、ちゃんとその理屈を知ってみるというところが面白いかなと。ただ暗記するのではなく、なんでそういう反応が起きるのかっていうことを理解した時、すごく面白くなるんです」

 もちろん、学生時代に勉強した内容について、今は思い出せないことや忘れていることもたくさんある。福岡は「それはもう老化だと思って、しょうがないこととしてやっていきます」と笑うが、逆に、この年齢まで経験を積んだからこそプラスになった科目があることにも気づいたという。

「最近は、もしかしたら化学より英語のほうがいいかもしれませんね。ラグビーをやっていて、英語に触れる機会が増えて。実際に英語で話す選手たちがたくさんいたので、ある程度聞けるようにもなってきましたし、いろいろなニュアンスもわかるようになってきたので」

 15人制ラグビー日本代表として2015年と2019年のワールドカップ、そして、セブンズ日本代表として2016年のリオデジャネイロ五輪で世界と戦い、ラグビー選手としてだけでなく、社会人としての経験値もアップさせてきた福岡にとって、英語が今回の医学部受験のアドバンテージになる可能性は高いと言えよう。

 ちなみに、福岡が苦手にしているのが国語系の科目。

「今は勉強していませんが、古文ですね。医学部の受験に必要だとしたら、厳しかったかな(笑)」

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