最強メンバーへ五輪延期はチャンス。
男子セブンズに加えたい選手たち

  • 斉藤健仁●取材・文・撮影 text & photo by Saito Kenji


 15人制のフィジー代表だった祖父、7人制と15人制の両方でフィジー代表だった父を持つリリダムは、高校卒業後にオーストラリアでのプレーを経て、流通経済大でプレーするために来日。大学1年から活躍し、関東大学リーグ戦初優勝に貢献した。

 その後、3年居住の条件をクリアすると、すぐにセブンズ日本代表に選出。2018年にはセブンズのワールドカップにも出場し、ダイナミックなランを披露して大会の「ドリームセブン」に選出された。

 東京五輪の開幕まで1年以上あるため、リリダムが日本国籍を取得できる可能性は十分にある。大学の先輩である中島イシレリのように、代表入りしてスターダムにのし上がることができるか。

 オリンピックやセブンズワールドカップで「ドリームセブン」に選ばれたレメキやリリダムといった逸材を東京五輪で起用しない手はない。彼らが代表候補に入ってくることで、メンバー争いはさらに活性化し、1年後の夏にはより強い日本代表が見られるはずだ。

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