最強メンバーへ五輪延期はチャンス。男子セブンズに加えたい選手たち (2ページ目)

  • 斉藤健仁●取材・文・撮影 text & photo by Saito Kenji


 2013年に初めて7人制日本代表に選ばれると、すぐにトライゲッターとなり、2016年のリオ五輪ではエースとして君臨。圧巻のプレーで大会優秀選手賞「ドリームセブン(ベスト7)」にも選出され、世界のラグビーシーンに名を轟かせた。

 リオ五輪後は15人制に専念し、ジェイミー・ジョセフHC(ヘッドコーチ)就任後、すぐに日本代表に選出。右ひざの前十字じん帯断裂という大きなケガを負うも、それを見事に克服する。2019年ワールドカップのサモア代表戦ではPOM(プレーヤー・オブ・ザ・マッチ)にも選ばれた。

 念願だったワールドカップ出場を果たしたレメキは、「またオリンピックに出たい」と大会後に語り、セブンズ復帰に意欲を見せている。しかし、今年はチーム事情もあってトップリーグでのプレーに専念していたため、まだ7人制日本代表の合宿には参加していない。

 当初、レメキはトップリーグが終了した5月末あたりから再びセブンズに転向すると思われていた。しかし正直、それでは準備期間が短かったのも事実。東京五輪が延期されたことによって、セブンズに再挑戦する時間ができたのは間違いないだろう。

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