五郎丸ら2015年ラグビーW杯組の今。俳優としてブレイクした選手も (3ページ目)

  • 斉藤健仁●取材・文・撮影 text & photo by Saito Kenji


 ヤマハ発動機に戻ってきた時、五郎丸は「(清宮克幸監督に)恩を返したい」と話していた。だが、その清宮監督もチームを去った(2019年6月に日本ラグビー協会の副会長に就任)。

 新型コロナウイルスの影響で、今シーズンのトップリーグは全日程を消化できずに終了。初優勝を目指していたヤマハ発動機は5勝1敗で3位につけていただけに、五郎丸としても悔しいシーズンとなった。いずれにせよ、五郎丸の現役姿が見られるのは、多くてもあと数シーズンとなろう。

 プロ選手として活動する五郎丸は、フランスから日本に戻ってきたあと、ラグビースクールの講師として積極的にラグビーの普及活動を行なっている。2019年のW杯では中継先のNHKのナビゲーターも買って出た。引退後もラグビーの楽しさ、魅力を広める活動を続けていくだろう。

 五郎丸のほか、今シーズンも現役選手としてトップリーグでプレーしていたのは、下記の11人。

 HO木津武士(日野)、PR山下裕史(神戸製鋼)、PR三上正貴(東芝)、LO大野均(東芝)、FLブロードハースト マイケル(リコー)、SH日和佐篤(神戸製鋼)、SO小野晃征(サントリー)、CTBマレ・サウ(トヨタ自動車)、CTB立川理道(クボタ)、WTB山田章仁(NTTコミュニケーションズ)、WTBカーン・ヘスケス(宗像サニックス)。

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