ラグビー・スタンドオフ戦国時代。次のW杯で日本の司令塔は誰だ? (6ページ目)

  • 斉藤健仁●取材・文・撮影 text & photo by Saito Kenji


 なかでも注目したいのが、山沢拓也の弟で明治大3年の山沢京平だ。深谷高から明治大に進学し、大学2年までFBだったが、元日本代表SHの田中澄憲監督の勧めもあり、昨シーズンから兄と同じスタンドオフとしてプレーしている。

 タックルはもっと向上させなければいけないが、ランやキックといったスキルは一級品だ。「はっきり(2023年を目指しているとは)今は言えない。先を見る前に、目の前の目標をクリアして、1試合ずつ(経験を)積み上げていきたい」と本人は語る。

 4月から大学4年生となり、来年はトップリーグでプレーすることになるだろう。今後の伸びしろ次第では、次のワールドカップも十分に視野に入ってくるはずだ。

 松田、田村兄弟、山沢兄弟、外国人選手、もしくは......。日本代表の10番を背負い、チームの司令塔として2023年に臨むのは、果たして誰だ。

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